投稿コラム 2005/11/29-2006/05/21

2005年11月29日から2006年5月21日の間にお寄せ頂いたコラム 最新のコラム

OB・OGの皆様から

白金フィル室内楽演奏会2006 80Hn 松田伸栄 2006.05.01

4.23(日)、白金フィル主催の室内楽演奏会が開かれました。
会場は東急大井町線の上野毛駅から徒歩10分の中町ふれあいホール(玉川中学校内)で、客席数約200のこじんまりとした会場です。学校の敷地内にあるホールと言うのもめずらしいような気もしますが、考えてみれば、学校自体が区の施設ですから問題ないんですね(笑)
当日はあいにくの天気(どんよりとした曇り空から雨)になってしまいましたが、演奏団体が目白押しで、子供を交えたほのぼの系、またしっかり練習を重ねた本格派まで様々でした。
団体数はなんと20で、開演14:00に始まり、終了が18:00の予定でしたが、ちょっと時間が押し気味で、結局全てが終わったのは18:20分くらいではなかったかと思います。
全てを聞き終えるのは体力的に正直ちょっとハードでしたが(笑)普段のオケとは違う、それぞれ腕の見せ所満載といったところです。
                 


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ヴェルニゲローデ室内楽オーケストラ 93Ob 宇田川知子 2006.02.07

ご無沙汰しています。1月は毎年演奏会続きでばたばたしています。ようやく2月に入りほっとしています。
私のオーケストラ(ヴェルニゲローデ室内楽オーケストラ)はインターネットでごらんのように室内楽オーケストラで23人ほどです。だからオーボエはどんな曲でも必ずソロがあるし、音楽的にも引っ張っていかねばなりません。教会音楽バッハやヘンデルなどもしょっちゅう演奏します。12月はバッハのクリスマスオラトリオをオーボエダモーレとオーボエを持ち替えて、毎週末・土日演奏します。日本の第九みたいなもんですね。年末に恒例なんです。
こういう曲は日本ではあまりぴんと来ないでしょうね。私たちは教会よりもお寺ですから。。。私が思うに教会で演奏するときの雰囲気はコンサートホールとぜんぜん違います。神聖な気を保たないとすぐに足をすくわれます。
定期演奏会ではハイドン・モーツアルトのシンフォニーや小編成の曲。今月はレスピーギの『鳥』やサティーの小品、ラヴェルのハーフェコンチェルトなど。マイナーな曲を新開拓です。仲間たちはみんな良い人たちで家族のようです。
ドイツには数多くオーケストラがあるので音楽家人口はかなり多いです。こちらで音楽家というとみんな尊敬の念で人を見てくれます。日本だとそうはいきませんが・・・。日本の音楽家はこちらの倍は仕事をしていると思います。こちらでは多いオケで休みが12週間あります。日本のオケは多くて10日と聞きました。
ドイツ暮らしは寂しい思いもありますが音楽をするには最高の環境です。

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ホルン新年会 80Hn 松田伸栄 2006.01.14

OBのみなさん、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
さて、先日画期的な催しがありましたのでご紹介します。
ホルンのOBと現役で新年会を行いました(2006.1.7 目黒)
当日集まったのはOB11名と現役7名の18名です。
《松田(80)、古川さん(94)、金成さん(96)、佐々木さん(96)、北角さん(97)、佐々木さん(97)、菅沼さん(97)、中村さん(98)、柏原さん(99)、金田さん(00)、山瀬さん(01)、それと現役は全員参加(7名)の計18名》

私以外は全て90年代以降と年代が開いてしまったのが若干寂しかったですが、いままでにない企画でいいものですね。 これから毎年このような機会があればいいと思っています。OB同士も、白金フィルに参加している人を除けばなかなか卒業してから集まる機会など当然ありませんのでそれぞれ自分の上下世代との懐かしい再会の場にもなったようです。
なお、この企画の言いだしっぺは現役学生で、これもたいへんうれしいことでした。来年以降もぜひやりたいところです。
勢いでホルンアンサンブルの演奏会などやってしまおうか・・・、とかまで発展できたら素晴らしいですね。

他のパートやOBの方でこういった集まりをやってましたらご紹介したいと思います。ぜひご連絡ください。
           


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現役演奏会に参加した感想&演奏会リポート 80Hn 松田伸栄 2005.11.29

1.前日練習
いまの現役はなんだか雰囲気が違います。いい意味で昔より大人になったようにさまざまなところで思いました。合奏は9時で終わったのですが、そのあとリセッティングをし、さらにそのあと連絡等があるためまた全員が集合します。その際、ほとんど毎回団長やその他の人がいろいろ「語り」ます。100人以上の人間をまとめるため、また戸塚と白金という物理的な距離のある2つに分かれている人間をひとつにまとめるためには、必然的にこういうマネジメント的な要素が必要になってくるのかもしれません。
私が現役のころは、よく言えば楽しい仲間同士のなあなあ的な雰囲気が強く、練習が終わったらもうそそくさと帰る感じでしたが今は全く違うようです。もっとも以前は、チャペルでの練習の後完全撤退しないといけないという事情もあったのですが。
今は9時に練習(合奏)が終わっても、リセッティングが終わり、その「語り」が終わるのはほぼ9時半過ぎです。その後も10時頃まではあまり人が減らないような印象でした。ただ反面、練習に時々参加している人もいるようですし、授業のためか途中から合奏に入ってくる人数もかなりいます。あまり深いところではわからない面ももちろんあるのですが、それでもやはり人数が多いのにうまく全体的にまとめているな・・という印象は強いです。
写真は24日(本番前日)の練習後に撮ったものですが、当日は演奏会直前ということで、特別話す人も多く、「語り」は20〜30分近くあったように思います(内容は明日の演奏会をがんばろうというのを趣旨に今までの思いなど様々です)。かなり「青春してるな〜」というものでした。そして最後は全員で肩を組み、一つの輪になって気合いをいれるといったものです。こういうのってなかなかできないと思います。
自分が学生の頃、先生に「君たちはもっと大人にならなければだめだ」と散々いわれたことを思い出します。 でも、今の学生は自分の想像していたよりはるかに大人たちでした。いろんな意味で「なかなかやるじゃないか」と見直した瞬間だったと思います。
 


2.ゲネプロ
25日当日、天候は穏やかに晴れて絶好の演奏会日和でした(もっとも演奏会は夜ですが)会場のすみだトリフォニーホールはたいへん立派な会場です。新日本フィルが本拠地として使用しているのは有名ですし、響きも大変美しいと思います。
    幾分緊張の面持ちでステージでセッティングを行い、最初の祝典序曲が始まります。トランペットで始まるファンファーレ!配置はステージ最上段をそのトランペットのみ(9名)で占め、その下の列にホルン7名、トロンボーン8名+チューバ1名という布陣です。なかなか壮観ですが、さらに、その最上段のトランペット9名は最初のファンファーレを立ち上がって開始します。まさに創立40周年を祝典する、力強く輝かしいファンファーレになったのではないでしょうか。ところで、演奏時間は5〜6分と短い序曲にもかかわらず、毎度のことながらしっかりした40〜45分間の充実した練習になったことを付け加えさせていただきます(笑)
            充実した練習といえばもちろんメインのマーラーも同様です。曲が曲だけにどんなに練習してもしすぎということはありません。特に汐澤先生ということになれば、そのあたりは多くを語らなくともこのオケに在籍したOBの皆さんであればほとんどがお分かりいただけると思います。 思わず「ニヤリ」とした人も多いのでは?(笑)

3.本番
本番は多くのお客様に今回も恵まれました。入場者数(細かい実数かどうかはわかりませんが)はレセプションでの副団長発表では1400名の入場者があったということでした。ステージから見ててもほぼまんべんなく埋まっているという感じでしたね。やはり演奏する立場としては、お客さんで埋まったステージに立つというのが一番のやりがいです。開演時間の7時過ぎ、予定を5分ほど過ぎて開演となりました。
最初の祝典序曲・・若干緊張の度合いがゲネプロの時と比べ感じられましたが、無事終了。出番を終えて高潮した顔をしたラッパ軍団が舞台下手の舞台袖に退出して来ました。 みなうれしそうな顔をしているように見えました。
次はいよいよマーラーです。今回は2曲プロということと、祝典序曲が非常に短いため休憩がありません。ですので、あっという間にマーラーの開始です。
出だしはいい感じで始まりました。トランペットのバンダの響きも上々です。そう思っていたら、あっという間に1楽章は終了してしまいました(笑)やっぱり自分がステージにいるのと客席で聴いているのでは、まったく時計の針の進み方が違うようです。
力強い低弦で始まる2楽章、汐澤先生のテンポはかなりの速さで進みます。そして第3楽章。有名なコントラバスのソロですが、今回は4年生の亀井さんが弾きました。夏の合宿の時にはほんとにどうなることか・・と言われていたらしいですが、今日の亀井さんは立派に、堂々と弾ききりました。レセプションで汐澤先生が一人だけ名前を挙げ、亀井さんと握手を交わしています。
そしていよいよ最終の第4楽章。マーラーのこの曲全ての要素が凝縮していると言ってもいいこの楽章・・ いうのは簡単ですが、本当に難しい曲です。管楽器のソロももちろん全て名人芸を要求されますし、弦楽器も「歌う」「唸る」「ささやく」さまざまなニュアンスや音色を求められます。
練習の時も何度も何度も止められ、汐練の名物の「一人弾き」は今も健在です。そんな中、順調に楽章は進んで行き、中間部でffがおさまった一瞬の静寂の中、Violaが全員で「ビオラッ!」と叫ぶ例の場所がやってきます (私には間違いなくビオラッ!と聴こえるのですがみなさんどうですか?・・笑)。練習の時には何度も苦労したこの場所も見事に決まり、クライマックスへと進みます。
そして最後、ホルンが立ち上がる場所です(スコアにはホルンが全ての音を消し去ってしまうとまで書かれています)。ホルンは10本(現役7人・OB3人)で横一列という配置です。立ち上がりベルアップ(ゲネプロで汐澤先生の表現ではつばが逆流するくらいというのがありました?・・笑)しましたが、後で聞いたらOBは若干上げ方が低かったそうです(反省)。
その後、最後はホルンだけでなく「金管全員」が立ち上がり曲を壮大に締めくくりました。金管群全員が立ち上がるというのは聞いたことがありませんでしたが、演出としては効果抜群でしょう。盛大なブラボーが(ちょっと大きすぎ?)会場に響きわたっていましたが、全体的には非常な熱演だったと言っていいでしょう。
もちろん、曲が曲ですから、管楽器のソロイスティックな部分や弦楽器の音程その他、言い出せばキリがありません。でも、そういったものを超える充実感も聴いていただいた人に伝わった演奏ではなかったか・・と一緒に演奏した松田は感じました。
      4.寄付金の報告
今回、40周年記念事業として、OBの皆さんより寄付金を募りましたが25日当日までに届いた金額は277,000円(50名)になりました。ご協力いただいた方々にあらためてお礼申し上げます。ありがとうございました。 詳しくは後日、別途報告したいと思います。

5.レセプション
演奏会が終わり、恒例の打ち上げですが、今回はずいぶんいつもと勝手が違います。通常だと演奏会の会場近くということになるのだと思いますが、今回はなんと錦糸町から汐留に移動してのレセプションとなりました。もっとも、錦糸町駅前から新橋駅前への移動ということで、最初聞いたときは正直面食らいましたが(笑)思ったほど時間はかかりませんでした。
会場は汐留シティセンターにある創作料理の店「UN CLUB TOKYO」というずいぶんとおしゃれなお店でした。福田会長により団長の森川さんに、今回皆さんよりご協力いただいた「40周年記念寄付金」の目録、それと恒例になっていますOB会からのお祝い金(こちらも目録)を贈呈いたしました。
現役学生より大きな歓声があがったことをご報告いたします。

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その他

定演にむけて 04Tp 矢崎拓也(現役団長) 2006.05.21

明治学院大学管弦楽団団長の矢崎です。
私たちは今26日に行なわれる第67回定期演奏会にむけ最後の追込みを頑張っています。

今回はサン=サーンスの交響曲第3番オルガン付きにチャレンジします。
普段一緒に演奏する機会の滅多にないオルガンとの合わせなど、緊張と楽しみの連続です。
よい演奏ができるよう団員一同一丸となって練習に取り組んでいるので、是非当日は会場まで足をお運びください。
さて、今年は新入生が40人も入ってくれました。全団員数も120ほどという大所帯になりました。これからも頑張っていくので、応援よろしくお願いします。

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現役次回定演のメイン 04Tp 矢崎拓也(現役団長) 2005.12.25

明学オケの矢崎(04Tp)です。
団長選挙も無事に終わり、晴れて団長になることができました。これからもよろしくお願いしますm(__)m
つい先日、次回演奏会のメインが決定しました。次回のメインはサン=サーンスの交響曲第3番オルガン付です。
曲の難易度もさることながら、オルガンとの合わせなど、初めての体験が多く色々な面で大変なことが多いと思いますが、 一生懸命頑張っていきますので、これからもご支援、ご協力よろしくお願いします。また、前中プロも1月中旬〜下旬には決まると思うので、決まりしだいまた連絡差し上げます。
オルガン付はマーラーに続いてラッパ活躍なのでバリバリいきたいです!オルガンとの合わせも楽しみです。

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